2013年4月7日日曜日

プロフェッショナルの条件


『プロフェッショナルの条件』
(P・F・ドラッカー / ダイヤモンド社)

本書は社会人1年目の頃に読んだのですが、
最近になって「そういえばどんなこと書いてあったっけ」と思い、
3年ぶりに読み返してみたので、気になった箇所や要点をメモしておきます。


◆ 時代の分析

・現代は知識(情報)中心の社会
・一通りの一般教養があれば良い時代は終わり。専門性が求められる

◆ 生産性の向上、成果をあげる

・いかに行うかではなく、何が目的か、なぜそれを行うかを考える
・生産性を向上させるには作業を分解し、分析し、再構築する
・人間の能力の飛躍的な向上を期待するのではなく、仕事の方法を改善する
・成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である
・貢献に焦点を合わせ、結果に責任を持つ
 どのような貢献ができるかを自問する
  3つの領域における貢献:
   直接の成果、価値への取り組み、人材の育成
・人は、課された要求水準に適応する

◆ 自己成長
・何によって知られたいかを自問する
・自己変革のための6つのポイント:
  ビジョンをもち、努力を続ける
  仕事に真摯さを重視し、誇りを持ち、完全を求める
  継続学習
  自分の仕事を評価する
  記録した想定と結果を比較し、強み弱みを分析する
  新しい仕事が要求することを考える(前の仕事と同じやり方では行き詰まる)
・成長のプロセスを維持していくために:
 自分の成功要因を人に教える、働く場所を変える、現場に出る

◆ 適性
・自分に合った仕事の仕方で働く:
  理解の仕方、学び方
  チーム、個人
  緊張、安定
  意思決定者、補佐役

◆ 時間管理
・時間を記録し、やらなくても良い作業を削り、まとまった時間を作る
・成果をあげる人は、最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない
・優先順位をつける
 真に意味あることは何か。もっとも重要なことは何か

◆ 意思決定

・重要な意思決定に集中する。本質的な問題を考える
・決定の目的は何か(必要条件は何か)
・何が正しいかを考える
・決定を行動に移す(行動まで最初から考えておく)
 誰がこの決定を知らなければならないか
 いかなる行動が必要か
 誰が行動をとるか
 行動すべき人間が行動するためには、その行動はいかなるものでなければならないか
・フィードバックを行う
・決定が満場一致の場合は危険(他の選択肢がない)
・決定が本当に必要かを考える

◆ コミュニケーション

・コミュニケーションの4つの原理
 聞く者がいなければコミュニケーションは成立しない
 人は聞きたいものだけを聞こうとする
 コミュニケーションは受け手に何かを要求する
 コミュニケーションと情報は別物である

◆ リーダーシップ

・リーダーシップは資質ではなく仕事
 リーダーシップの基礎:組織の使命を考え抜き、定義し、確立すること
 リーダー:目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者
・リーダーシップは賢さに支えられるものではない、一貫性に支えられるものである

◆ イノベーション

・イノベーションのための7つの機会を分析する:
  予期せぬこと、ギャップ、ニーズ、構造の変化、入り口の変化、認識の変化、新知識の獲得
・成功したイノベーションは驚くほど単純。一つのことに集中する
・小さくスタートする。具体的なことから始める
・イノベーターはリスク志向ではなく機会志向






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