(ダグラス・ストーン 他著 / 日本経済新聞出版社)
◆ 感想
会話の例が豊富で、説明している内容がとてもわかりやすいです。
12章に載っている例は、それまでの話のまとめになっています。
◆ 3つの会話
最初の方で、会話上の問題を次の3つの観点で分析しています。
・何があったかをめぐる会話
・感情をめぐる会話
・アイデンティティをめぐる会話
その上で、良い会話は「学ぼうとする会話」であると言っています。
◆ 自分も問題に加担している
会話で問題が発生したとき、
その原因は会話をしている双方にあると言っています。
喧嘩両成敗です。
これは本書では「加担」という言葉で訳されています。
◆ テクニック
テクニック的なエッセンスは大体目次の通りです。
・相手が言っていることの意図を決めつけないこと
・相手に責任を押し付けようとしないこと
・自分にも原因があるのではないかと考えてみること
・感情を出すのを恐れないこと
・自分にはいろんな面があることを認めること
・相手に興味を持つこと
◆ まとめ
本書で一貫して語られている主張というのは、つまり、
「ちょっとは相手のことも考えなよ」
ということだと思います。
みんながちょっとずつ優しくなれば、
みんながちょっとずつ生きやすくなるのかな、と思ったり。
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